福岡うどんDB別館
福岡のうどん、その他の麺、めし、美味い食い物、日々の印象、など。
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「立ち喰いうどん」 田川スタンダード
小倉から南下する322号線、それに交差する201号線。その界隈には面白そうなうどん屋が多く連なる。
今回は田川周辺から。

ザ青春の門・田川。削られた香春岳を仰ぎつつ、オトコノコなら燃える巨大構造物。
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そんな田川を走ると"立ち喰い"の看板が目立つ。中でも代表格と言えばここ、らしい。
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「ドライブインかわら」
うどん 350円

数店が並ぶドライブインの中で、うどん屋はたこ焼き屋と同じ棟にあり、双方待ち客が出るほどの人気ぶりだ。
釜を囲んだカウンターでうどんを注文する。後ろの壁にはメニューではなく1杯350円2杯で700円~~といった値段の換算表が貼ってあり、トッピングはエビ天ごぼ天丸天くらいしかないシンプルな構成。
出来上がった丼を受け取って自販機が置いてあるスペースのテーブル席に自分で運ぶセルフ形式。またはそのままカウンターでの立ち食いとなる。
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うどん自体はなんということのない工場麺で、すめも極ありきたりなもの。
それでもこの繁盛の秘密は、このゴタゴタした場の雰囲気なんだろうな。移動の途中に立ち寄るドライブインにはなぜか独特の高揚感が生まれるものだ。そこでは即時にチャージできる単純な食い物が一番強く印象に残る。
たとえば飲んだ帰りのガンソ然り、通勤途中のホームうどん然り、あとロングドライブに向かう早朝の基山SAなんかね。

田川郡香春町大字香春170-1


そこから201号を飯塚方面に走ると『立ち喰い』『生麺』の看板が。
なんとこれが屋号だと。
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「立ち喰い生麺 バイパス店」
うどん 350円

「生麺」は周辺に何軒かあるようだ。ここも立ち食いと称しながら座って食えるし、セルフ形式ながら店員さんが席まで運んでくれる。
うどんは、工場製で、茹で置きだ。・・・たしかに生麺ではあるが・・・。
特徴はとくになし。町の食堂で普通に出てくるやつだ。
すめは昆布がしっかり感じられる、やや濃い目のタイプ。先の「かわら」のあっさりすめに比べて豊かな味わいがある。
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田川郡香春町大字香春1054-1

更に飯塚に向け進むと鄙びた立ち喰い店が見つかる。
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「大橋ドライブイン」
エビ天うどん 420円

まるごと昭和の店構えで、店内も外観同様。
ここも厨房から丼を受け取るセルフだが、一応座って食える。
やっぱり工場製茹で置きテロテロうどんだ。
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すめは昆布風味、塩気強め。
昔風の丸いエビ天はゴリゴリとした歯応え。
総じてレトロなイメージが溢れてる店だった。

田川市伊田町4860


今度はちょっと道を逸れて後藤寺方面へ。以前もやしそばを食いに行った時に見つけた店。
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「谺うどん」
エビ天うどん 350円

屋号はこだまうどんと読む。
やっぱり半セルフの茹で置きオペレーションで、思いっきりテロテロ。
とろけそうなほど。
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合わせるすめは、多分イリコ出汁のウルトラライトなあっさりタイプ。
エビ天は意外なほどイケた。

田川市大字奈良240-9


まだまだ喰いきれてはいないが、どの店もうどんが凝ってるんでもなく、名物的なトッピングを用意してるでもなく。
かつて界隈に溢れていた町食堂のうどんがそのままに生きている感じだ。
どこも気取らず構えず、自然体である。
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「筑豊製麺組合」 さぬきならぬ力ぬきうどん?
「筑豊製麺組合」
スジ肉うどん 550円

所用で嘉麻市(旧嘉穂町)の母の実家へ。
用事も済み、飯塚経由で帰るつもりで211号線を走ってると、賑々しい"うどん"の幟が目に付いた。
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と、こいつはへのさんがこないだ書いてた新店だ!
当の記事によると、最南端のどぎどぎうどんってことだが。

昼飯は既に食ってたんだけど、せっかくだから味見していくことにした。
店員さんに促され、券売機を眺めつつ一考する。
看板メニューはよもぎうどんなんだろうが、ここはやっぱり白うどんで実力を測るべきか?よもぎはへのさんが試していたしな。
・・・って、なんでそんな義務感みたいなのが頭もたげるのか。我ながら可笑しくなってしまう。

結局、"白"で"スジ肉"をチョイスした。
カウンターには意気込みたっぷりの拘り書きが貼ってある。
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うどんはさぬき風なのか。ふむ、ただ固いだけじゃない、とね。
うん、そういうちょいと力をぬいたうどんは私も好みなのだ。
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とかくするうち運ばれてきたのは、中細の麺に澄んだすめ。アキレス部位が多めのスジ肉。小ネギの緑が鮮やかだ。
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さて、まずうどんを啜る。
肌はやや透明感があって柔らかい。噛み込みにも、コリっと返すんじゃなくてムチッと受け入れる。
公言するとおりに固いばかりじゃないってのがちゃんと伝わってくる出来だ。
でも正直に書くと、インパクトに関しては若干弱い気がする。まだまだ『普通の』感じ。
ムチムチ感も良いが、それとともにパワーが欲しい。
それは太さか、または密度か。もう一つ、ってのはごく個人的な希望に過ぎないんだけど。

実はそんだけ高望みするのも、その他の印象がすごく良かったから。
特にすめは、肉の強い甘味をものともせずに、ジュワっと舌の根を刺激してくる出汁の風味が突出しているのだ。
こいつはかけうどんで啜るとどうなるんだろうか!?
肉だってスジ部タップリで、舌よりむしろ歯が楽しい、あまり無かったタイプ。

北九州の肉うどんに比べて軽やかなルックスと味わいは、より福岡に近いこの地域の嗜好を反映した結果か?
最終的に分かったのは、ご当地版のどぎどぎとは別のベクトル(むこうが重厚ならばこっちはキレ)にあるうどんで、それはそれで面白いってこと。

というより、きっとこの店では肉ばかりが主役じゃないってのが正解で、張り紙の薀蓄ばりに、うどんそのものが主役ってことなんだろうな。ならばこそ、今後の更なる進化も期待してしまうのが、好き者の我侭。

そんな勝手な期待も迷惑かもしれないが、店の雰囲気から醸し出される実直さを信じてみろと直感がささやくのだ。


嘉麻市漆生  国道211号沖出信号近く




ちなみに昼飯は「古民家カフェ 伴屋」のテール麺。限定1日20杯。
残りのスープには飯をぶっこんで、味わいつくすべし。
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嘉麻市上91
TEL 0948-57-0724
「本場さぬきうどん」 B級メドレーは楽し
私の生まれは筑豊。ボタ山と炭鉱の際で幼少を過ごした。
当時既に産業構造は移り変わり衰退がかなり進んでいたとはいえ、自分にとって街はいつも縁日のような陽気を発散していた気がする。
縁日とくれば、粉もん!っつうわけで、今も筑豊にはB級テイストのお宝が息づいてる。

その一つが田川後藤寺駅前「己城(みき)」のもやしそば。
実は存在を知ったのはつい先日。たまたまなつさんとこで読んでから惹かれまくりだった一皿なんだが、実際食ってみたら更に深い刷り込みを受けてしまった。こりゃぁ癖になる。
とにかくシンプル。しかし絶妙な味加減と食感の演出(個人的にはその価格設定も)。
今回はダブルだったけど、次回はトリプルで行くか?
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それから飯塚市内へ。
飯塚なら、ザ・B級フードの「味覚焼」は鉄板だ(ここ、シャレじゃない)。
以前も紹介したけど、蛸なしたこ焼きがこんなに味わい深いってこと、知って損はない。
持ち帰りの際は、出来るだけ早めに皿にあけて上にかかってる魚粉を玉全体にコロコロまぶすことを勧める。
その昔は店でコロコロやってた記憶がある。そうすると冷めても美味いんだから。ほんとに。
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さて。



「本場さぬきうどん」
丸天うどん 400円

最後になったが一応(コラ)うどん屋も。
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件の「味覚焼」脇から本町アーケード方面に入った、なんだか目立たないとこにある「本場さぬきうどん」。
入店がアイドルタイムで、出せるトッピングも種類があまりないってことで、今回は丸天をチョイス。
うどんは細めの自家製だが、惜しいかな茹で置き。ちょうど奥の方で製麺中らしくガンガンと裁断の音がしてた。ああ、あれが食いたかったな。
啜ってみると、やや抜け気味ながらコシは残している。
すめは煮干系。やっぱり香りは飛び気味。
醤油うどんをメニューに掲げたり、素性が良いのははっきり見て取れるし、小エビかき揚げとかイカかき揚げなんてトッピングも魅力的だし、こいつは再訪候補だ。もちろん出来たてが食える時間帯に!


飯塚市本町7-42
「大輝」 蔵出し その6
「うどん大輝」
かけうどん 300円

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緩めのうどんだが、芯にはコシと弾力が。
更にはもう一癖、チュルチュルスポンとした愛嬌も併せ持ってる。
すめは節の香りが鼻に抜ける感覚が良い。
だから、ワカメとかまぼこ、いらないかも・・・ってのがいつもの感想。

daiki01.jpg
"平和だねえ"とかつぶやきたくなるロケーション。

福岡県飯塚市高田473-1
TEL 0948-23-4878
「八木山うどん」 蔵出しその5
「八木山うどん」
かけうどん 350円

宇美から"しょうけ越え"のきつい山道を走り抜け、ようやく平地に差し掛かるところにある、ちょいと怪しい感じ(失礼)の店。
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オススメはみそうどんらしいが、初めてなので、かけで様子見とする。
うどんは中細。ぬめりなし。で、プルンっとしたコシがある。
特徴的なのは、デフォルトでもやしと水菜が入ってるところだ。
すめにもそれら野菜の味が出ているんだが、それに負けないほど強いのが、昆布出汁の風味。
なかなか面白いキャラクターである。
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なるほど、これならば期待できるってことで、次回は当然、みそ!


飯塚市高田1760
TEL 0948-23-2629
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