福岡うどんDB別館
福岡のうどん、その他の麺、めし、美味い食い物、日々の印象、など。
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「肉肉うどん」 肉肉は肉で肉肉肉肉が肉肉
「元祖肉肉うどん 水城店」
肉肉うどん 580円
カレーうどん 550円

つい先日オープンしたばかり。1号店が千鳥橋病院前に出来たのは何年前だったか、これで4店目とのことだ。
その間、いくつかの店が現れては去りしたけれど・・・。こちらの系列各店は順調に人気を獲得してるってことかな。
とにかく小倉名物どぎどぎうどんがこんなに近場で食えるようになったとあっては、そりゃあ期待満杯で行くでしょ。
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入店は20時30分。いかつい木製の引き戸を開けると、けっこう賑わってる。

メニューは肉肉うどん・そばとカレーうどん・そば。トッピングの天ぷら類や、から揚げなどのサイドメニューもある。
当方の注文は私が基本の肉肉うどんと、連れてったチビがカレーうどん(わかってるね、キミ)。

コンサルっぽい昭和ギミックを眺めつつ、そう長くは待たずにうどんが運ばれてきた。タイミングからすると茹で置きの模様。

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丼の中、やや太めのうどんが濃い色のすめに浸って、角切りの肉とこんもり盛られたかなり多めのおろし生姜がワイルドな雰囲気を醸す。カレーうどんにも少な目の肉と、同じくてんこ盛りの生姜。
メインとなるメニューは名前こそ"肉肉"だが、肉の量は小倉で食うときの"肉"ランクで、当店で言うところの"肉ダブル"にするとあちらの"肉肉"相当になるみたいだ。肉とすめを残しておいて飯と一緒に、と推奨する張り紙あり、なるほどこりゃいいかもしれないな。
さて、肝心のうどんはどうだ。自家製だと言う麺を持ち上げてみると、くねくねと捩れててんでに自己主張する暴れん坊タイプ。それと事前情報通りかなり短いやつが混じってるな。
先の情報源では長時間置き過ぎでヘニャった死に体だったらしいが、この時はさにあらず。釜から揚げてからまだそう経過してないんだろう、クリッとした密度のある歯応えと、件の捩れがブルブル唇を刺激する面白うどんだった。
強いて例えるなら、大野城「ふくすけ」のぐりぐりなアレを細めたってのが近いかも。
確かに短か過ぎる麺線がもたらす消化不良感というか寸止め感は否めないけど、それ以外は好ましい。すめや肉・生姜の強いインパクトにも負けていない。
短いのは使用している粉の特性?外から見える製麺機ブースに積んであった粉は、「太陽製粉」の"ちっご祭"とあった。風味の反面、切れやすい地粉のデメリットが出てしまっているのか。素人には判断しかねるが、ここはぜひとも改善してもらいたい。あとは茹で置きオペレーションをどう巧く回していくかだと思う。いつ入っても同じうどんが食べられればってのは毎度思うことだが、これがなかなか・・。

うどんが暴れん坊なら、すめの方はけっこう優等生。醤油味の強さ、甘味の強さは当然博多基準を大きく上回るが、出汁か、塩加減か、うまいこと厭味なくまとめてある。
それには生姜の貢献があることも確かに認めるけれども、あんまりどっさり入れないで客が加減して足せるようにしてあると嬉しいってのは個人的な希望。
ところで、カレーうどんは普通のすめにカレー粉で風味付けしてあるやつだったのだが、上に書いたように強いすめの味と大量の生姜にカレー味が飲み込まれてしまった感があって、カレーの名を冠する食い物としてはなんか今ひとつ惜しい印象だ。「どんな料理でもカレー粉を入れればカレーになるが、カレーに何を入れてもカレーでしかない」との名言もどぎどぎうどんには通用しない?

最後に、キャラクターのメインになるはずの肉、ホロホロに煮込まれてて良い味を出してるんだけど、如何せんうどんとすめの強烈な押しにやられて、今回私の中では裏方っぽい扱いになってしまった。
次回はやっぱり、ダブルで肉肉肉肉!!とイクべし。


太宰府市水城3-4-6
TEL 092-921-3988


"5号線"の「さぬき道場」、朝倉街道駅そばの「勝どき」、閉店してた。残念なり。
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「留さんうどん」 newstyleのdogidogiはopticalなsume&meet
「留さんうどん」
肉肉うどん(よもぎ)750円
肉たまねぎうどん(白) 600円

へのさんとこで昨年のうどんNo.1を冠した店。
6時からやってるってんで、早起きして朝飯に啜ってきた。
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わかりにくい住宅街の中、ようやっと見つけてたどり着くとなんと満席に近い入り。大した人気だなぁ。小倉の人たちはうどんが好きで、それに応える店があって、いいなぁ。

うどんは普通の麺とよもぎを練りこんだヤツと選べる。せっかくだからどっちも食ってみる。
tomesan02.jpg tomesan03.jpg 

滑らかな肌は半透明に見える部分もあり。
中細でややよじれたうどんはけっこうなコシがあるが、こいつは噛むより喉で楽しんだ方がイイ。
よじれの刺激が小気味良し。
今回よもぎの香りはあまり判別できなかったんで、いつかかけうどんで試してみよう。
すめには、ドギドギうどんでイメージされるあの醤油色はない。更に肉の味付けもわりと浅い。
双方とも濃くはないが、すめのからさ、肉のあまさと相まって結果的に優しい味わいを醸しだしている。
そしてちょうど、これが計算ずくの味付けだと確信する場面を目撃した。
厨房の寸胴の前に立つ大将。手にした器具に一滴たらして、それを真剣に覗き込んでいる。光が差すほうに向け、望遠鏡を覗くようなスタイルだ。
あれはどうやら光学的に濃度を計測する器具らしい(帰宅後ググってみたらやっぱりそうだった)。
ここまできっちりやってるのなら、味のブレは最小限だろう。これも人気の秘訣かな。
機会があればまた来たい店だ。



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ピリ辛の"小倉名物"ぬか炊き。280円。



北九州市小倉北区泉台3-10-10
TEL 093-653-0551
6:00~昼過ぎ

「三奈木」 取り放題がお得
「三奈木」
ごぼう天うどん 450円

日田の焼きそばが食いたくなって386号線を西へ。途中からバイパスに入り、再び旧道に合流しようとする手前で、見かけないうどんの看板が目に飛び込んできた。ここらはバイパスに沿って新め、面白めの店が並んでる界隈だ。当の店の向かいにも蕎麦屋やロールケーキ屋がある。昼に焼きそば、腹に余裕があればおやつはここだ、とチェックを入れておく。

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三隈飯店の焼きそば、おいしゅうございました。日田焼きそばは福岡でも何箇所かで食えるが、やっぱり当地でその雰囲気も一緒に味わう方が好きだ。
また、日田には気になるうどん屋も多いんだが、いまだ全てが宿題状態。というのもここは頻繁に来られる距離じゃないし、他にも焼きそばやら鰻やら魅力的な食い物が多々あっていかんいかん。

それに地元福岡の情報も疎ら状態なんだから・・。まずは県内に力点を置くべし。

というわけで、日田を後にして帰り道に予定通り立ち寄ってきた。
真新しい引き戸を開けて入店。店内は広く明るい(開店は先月らしい)。
出入り口近くのテーブルに取り放題の惣菜が並ぶ。皿を取って眺めると、その内容が充実してるのに驚いた。
煮物やらサラダはもとより、ちくわや野菜の天ぷら、大根と肉(!!)の焚いたヤツ。って、バイキングじゃない無料の取り放題がこんなに上等なのはお目にかかったことない。メインのメニューも一品がワンコイン以下だってのに。

ホクホクで席に戻ると程なく丼がやってきた。タイミングから察するところ茹で置きだな。
minaki02.jpg
うどんは細めでやや扁平。少しあばたのある荒れた肌が手打ちのそれっぽい。
持ち上げるとへナリとよっかかるような柔いコシ。きっちり茹で上げて更に置いてあるんで、ギリギリ逃げる寸前のコシである。
啜った印象は、『淡い』(加水率高め・塩分低めに打ってあるのかも)。
すめも同様に抑えた感じの味わいだ。出汁はイリコ?で、ここでも塩分の低さが『軽い』と感じる向きもあるかもしれない。
うどんとすめと、併せてスルスルと啜れるって方向性はありだろう。
ただ、出汁なり、コシなり、あと一本の筋が欲しいと思った。
さて、ざるではどうなんだろうなぁ。

ごぼ天はフレッシュな歯応えと衣のほどけ具合が好みだった。
あと、メニューにあったカレーうどんの写真。カレーライスみたいに、皿に盛ったうどんにカレーがかけてある、面白いビジュアルだ。
minaki01.jpg


朝倉市宮野1753あたり
11:00~16:00
今更ながら気がついた
何がって、「黒田藩」の看板から"手延べ"の文字が消えてることに・・・。
画像検索なぞやってみると、結構前からみたいだ。

それに気がつかないほどに長いこと、ここでうどんを食ってないんだなぁ。
その間にどんどん店舗が減り、残すは井尻と那珂川だけ(熊本にはまだ数店あるらしいが)。
かわりに同系列の「小麦冶」が躍進著しい。

「小麦冶」のフワモチうどんは好みなんでそれはそれで嬉しい限りではあるけれども、その一方で24時間営業の「黒田藩」で夜中や早朝に啜るあの手延べ麺とすめの味わいが、これで本当に思い出だけになっちまったとダメ押しされたわけで、きっといつかまた見直されて・・なんて淡い期待も彼方へ置き去りとなり、ついに望みは断たれたわけである。

さらば「手延べ黒田藩」。

kurodahanijiri01.jpg
[筑前]の横にあった"手延"がなくなった。



何のことか解らない方のために補足させてもらうと、昭和食品工業㈱が親会社として展開する24時間営業のうどん屋「黒田藩」は、開業当初には手打ちだったうどんを手延べ製法のものに変更。それから人気が上向き、最盛期には結構な数の店舗を有するまでになっていた。が、経営形態が時代にそぐわなくなって苦戦を強いられたため、うどん事業をマニュアル重視でシステム化され収益率の高い「小麦冶」に主力を移し現在に至っている(参照)。
件の「黒田藩」は「小麦冶」開業時期から手延べ麺の使用を止め、切り麦タイプの冷凍うどんを供するようになる。私はそれ以前の手延べタイプがすめの味も合わせて好みで、この変節にはいたく落ち込んだものだった。時として抜群にうまいこと茹で上げられたやつに当ることがあり、それはもう妖艶な肌に馥郁と香る出汁が纏わり絡み至福の時間を楽しませてくれた絶品だったのだ。
・・まぁいろんな感傷とともに印象も増幅されてるのは否定しないけれども、とにかく手延べうどんにしかできない旨さがあったと言うことだ。
で、ようやく本旨となるわけなんだが、「黒田藩」で長いこと手延べうどんとして売ってきた経緯もあってか、切りうどんを提供しながら看板には相変わらず『手延』の文字が掲げられ続けていた。手延べと切りは全く別物だ。
好きだっただけにその想いがどんどん希釈されていくようでやるせなかった。それが数年も継続したんだから、今回の出来事は結構大きな事件だと言える。私的に。
なんつってるわりには店に入って食ったわけじゃないし、今度久し振りにすすってみなきゃなるまい。


ところで、リンクしてるHPの内容で、手延べ麺の開発は外部の業者に委託した旨の記載があるが、これってもしかして「人力うどん」の㈱福山なのかな?
現在「人力」は圧力釜を使った手打ち風のなかなか良いうどんを出してるけど、かつては手延べ麺だったし、今でも唯一手延べ麺を食わせる「聖マリア病院前店」の店舗はその昔まさに「黒田藩」だったそうだ。
今やライバル関係の両者ゆえ、やっぱりあの一杯の再現は難しいのかかもしれない。

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